STORY

平成31年1月。
キャバレー「サンライズ」のオーナー「雄一」は病いに侵され、長くても半年との通達を受ける。
 
「昭和」に栄華を極めたサンライズも「平成」となり、時代から取り残され、雄一と共に新しい元号を迎える前に、ひっそりと消えゆこうとしていた。
 
そんなある日、サンライズに「つばさ」と名乗る謎の女が現れる。
彼女は30年前に雄一が秘かに想いを寄せていた「陽子」と瓜二つだったが、何故か2人はお互いの事を思い出す事が出来ない。
 
それ以来雄一は、30年前(平成元年)の不思議な夢を見るようになる。
 
30年前、雄一と陽子に何があったのか?
何故2人はお互いの事を忘れてしまったのか?
忘れたくない人を、忘れなければならなかった理由とは?
 
ずっと…ずっと会いたかった人のハズなのに…
 
場末のキャバレーを舞台に、平成最後の年と最初の年が交錯する…